MINI SANTA STORY


雪の降りしきる妖精の森。


僕は今年『サンタ養成学校』を卒業した
見習いサンタなんだ。


サンタは世界中に一人と思われてるけど
本当はそうじゃない。
だってこんなに世界は広いんだもの、
一人で回ってたらイヴの夜が明けてしまう。

だから僕たちみたいなミニサンタが
大サンタのお手伝いをして
世界中を回って行くんだ。

サンタの中にも色々と段階があって、
世界中で只一人の本物、大サンタ。
その次に限りなく大サンタに近いサンタ。
そして僕達みたいなペーペーの見習いサンタ達。

サンタが配るのは
子供達がお願いとして書いた
物質的なプレゼントじゃない。








決して無くしてはいけないもの・・・
そう・・・ 夢 を配って行くんだ。







最近は煙突から入る事も殆ど無くて
(だって煙突が無いんだもん!)
トナカイと一緒に上空から一斉に
『夢』をバラ撒いて行くんだけど
世の中に『夢』を見る子供達が減ってしまって
僕らミニサンタの仕事も増えてるんだ。




『岬、君には日本のこの地区をお願いする』
大サンタが指し示した地区に僕は意気込んで頷く。

(始めてのお仕事だから頑張らなくちゃ!)

『さあ、君のパートナーのトナカイを紹介するよ』


(僕のパートナー)



そう、僕らミニサンタは
トナカイが居なくちゃ何所にも行けない。
だから、学校を卒業したミニサンタ達が
一番悩むのはこのトナカイ達の事だ。

トナカイとの間がもし上手く行かなかったら
自分の担当する地区に行かなかったり
回り道をされて課せられた仕事を終えられなかったり・・。
トナカイとの連携が上手く行かなかったミニサンタ達は
その年の評価も下がってしまって、
いつまでも一人前になれなかったりする。

僕はゴクリ とツバを飲み込んだ。

トナカイは毎年毎年担当が替わる。
妖精の中でもそんなに数のいないトナカイだから
前にミニサンタを脱落させたトナカイと
不運にも当たっちゃう事があるんだ。

(神様!どうか良いパートナーに当たりますように。。。)


『岬・・君のパートナーは・・ええっと・・・
 ああ、源三トナカイだ』


僕は目の前が一瞬暗くなった。




源三トナカイ。
結構ベテランのくせに
ミニサンタに厳しい事で有名なんだ。
去年も新米ミニサンタを一人、
やめさせちゃったと聞く。



『源三トナカイ・・ほら、こっちへ』


大サンタに呼ばれて
その、大きな体が前に出る。


『よう』

(怖いよう!!!)


怯えてる僕に大サンタが微笑んだ。

『岬サンタ、君のパートナーだ』



『ヨロシクな』


源三トナカイの差し出した手を
僕は怖々握る。

『今年卒業した岬サンタです、よろしく』


『お前、チビだな』


のっけからカッチーンと来たけど
僕も負けじとその手をギュッと握り返して
怖い顔して睨みつける・・・

本当は睨み返すのが精一杯。


僕のそんな顔を見て
源三トナカイがプと噴出した。



『よろしくな、チビサンタ』









ミニサンタのいつもの仕事は
大サンタのお手伝いをして
クリスマスまでに子供達に送る
プレゼントを作ること。

一人一人の夢をきちんと包んで
イヴの夜に空から届けるんだけど
子供達がいつまでも
その夢を大事に出来るように
夢のエッセンスを作ってるんだ。




僕が今回担当するのは
日本の、関東一円の子供達。


『次はこの子』

夢モニターに映った一人一人の夢を
僕は綺麗にラッピングして
イヴの夜の為に準備をして行く。

夢モニターに映し出された
子供達一人一人の夢エッセンスは
まあるい手のひらくらいのボール状になって
モニターから取り出すことが出来る。
その子が夢を強く信じていれば居るほど
赤く濃い色をして、あたりを暖かく照らす。
余り信じていない子は青っぽく・・・
そんな時僕は、その『夢』を抱きしめて
強く、強く願うんだ。
『君の見ている夢は望めばきっと叶うよ・・・』
そうする事でその子の夢が
ちょっとでも赤に近づいて行く様に。
空から落とした時に壊れないように
一つ一つ、丁寧にラッピングして行く。







『お前、頑張ってるな』

もうすぐイヴも近いある夜中、
源三トナカイが僕に声を掛けた。

ペアになってから何度も話するけど
僕の方はまだこのトナカイが怖かった。

『だってもうすぐイヴですよ・・』

怖いから、源三トナカイの方は向かずに
僕はまた一つの夢を包装紙に包んで行く。

『今日はもう遅いぞ』

僕の隣に来て、新たな夢を僕に手渡す。

『だって・・イヴに間に合わなかったら・・・
 子供達の夢が壊れちゃう』

『お前、なんでサンタになりたいんだ?』


今、手に取ってる夢は赤っぽい色をした夢で
その子の夢の大きさを物語っていた。


『僕は子供達の夢を大事にしてあげたいんです。
 だって・・この世界から夢が無くなっちゃったら大変!』

チラ、と源三トナカイを盗み見ると、
意外にも優しく微笑んでいた。


(もしかして・・・)





去年源三トナカイと組んだ新米ミニサンタは
ちょっとズボラなミニサンタで
子供達の夢もちょっと乱暴に扱ってた…って
後から聞いた事がある。
それに怒った源三トナカイが
大サンタにそれを告げて、そのミニサンタは
見習いから落第して妖精界から追放されたって聞いた。

(もしかして源三トナカイって・・)



僕と同じで子供達の夢を大事にしてるのかも。
その気持ちが大きいから、僕らミニサンタに対しても
厳しくなっちゃうのかも知れない・・・


急に源三トナカイの事を意識しちゃって
なんかドキドキして来た。

さっきとは違う理由で・・・
僕は源三トナカイの顔が見れない。

(いい人なのかも知れないね)



頑張らないとイヴに間に合わない・・・
そんな思いで暫く夢中で子供達の夢を包んでた。

源三トナカイも隣で無言でもくもくと作業してる。


『おいっ』
『あっ・・・』

急に呼びかけられてビックリしちゃって
僕の手の中から夢が滑り落ちた。

『良かった〜!!!』

慌ててしゃがんで夢を掴んだ時、
気が付くと源三トナカイも手を伸ばしていて
僕ら2人の手が。。触れ合ってる。


『壊れちゃったら大変』


ホッとして思わず微笑んだ僕のすぐ前に
源三トナカイの顔があった。
まじまじと僕を覗き込むその優しい顔。


『お前、いいサンタになるよ』


そっと2人の手が離れて、
源三トナカイが僕の頭を優しく撫でた。

『今日はもう遅いからまた明日やろうぜ』
『でも・・・』

僕がチラと横目でまだまだ包んでない夢をみやる。

『サンタが体壊したら、夢も配れないぜ』

確かに。

『明日は俺も朝から手伝うから。。。な?』



源三トナカイが優しく微笑む。

『うん…』









その後、僕をミニサンタ宿舎まで送ってくれて
源三トナカイは自分のコテージに向かって行った。

サンタの衣装を脱いでパジャマに着替えて
ベットに潜り込んでからも僕はずっと・・・






源三トナカイの事ばっかり考えていた。







朝。
宿舎の食堂で他のミニサンタが僕を囲む。
『岬サンタ、源三トナカイと仲いいじゃん』
『別に・・・』
『あのトナカイ、怖いってウワサだぜ』
『そんな事無いよ』



僕も初め、ちょっと怖いと思ってた。
でも、違うって分って来たんだ。







イヴまであと3日を切った時、
大サンタがミニサンタを集合した。

『ミニサンタの諸君、イヴまであと3日だ』

みんなの顔に緊張が走る。

『みんな良く頑張ってると思う。私は諸君の働きを
 密かに見守って来た。岬サンタ・・・こっちへおいで』

憧れの大サンタに呼ばれて、僕は緊張しながら席を立つ。

『みんなの中でも岬サンタは良く頑張ってる。
 贈り物も、もう殆ど包んでしまっているようだ』

『はい・・・』


大サンタの手が僕に掛けられて、
僕の緊張も最高潮に達した。

『みんなも岬サンタを見習って、頑張るんだよ』




その集会の後、僕への反応は様々だった。

『すごいね、おめでとう!』

と言った賛辞の声から、

『岬サンタは贔屓されてるんだ』

と言ったちょっとやっかみの声まで。



僕は大サンタに誉められた、
その事だけが嬉しくて、前より一層頑張ってみる。
自分の分の夢はその日の内に全部包み終えて、
友達のミニサンタを手伝って過ごした。







遂に。
遂に24日の夜が来ようとしている。

既に源三トナカイの引くソリに
自分の担当の荷物は積み終えて
スタンバイOK。
他のミニサンタも同様に
トナカイと共にソリに待機してる。


『緊張してるのか?』

あの日以来、僕はずっと
源三トナカイを意識してばっかり居る。

『はい…』

自分でも叱りたくなるほど
消え入りそうな声だ。
だって、僕の初仕事なんだもん。
ちゃんと夢を届けられるかな?
夜が明けるまでに
全ての夢を届けられるかな・・・


源三トナカイが隣から
僕の手をギュッと握った。

『大丈夫、ちゃんと出来るよ』

緊張していたはずなのに、
源三トナカイの一言が

僕の心を溶かして行く。






『さて、みんな、準備はいいかな?
 子供達みんなが君達を待っている』


僕はゴクリ、とツバを飲み込んだ。

『さあ、夢を配っておいで』



大サンタの声に合わせて
一斉にソリが飛び出して行った。


『俺達も行くぜ』


源三トナカイの声に、
僕らのソリもフワリ・・と浮き上がり、
他のソリと同様、
煌く星の散りばめられた夜空に舞い上がる。


それはとても壮観な眺めで
僕は思わず感動した。


『スゴイ…』


何百、何千というソリが夜空を埋めて
一斉に子供達に夢を配って行くんだ・・・


『僕、サンタになれて良かった』


思わず泣き出しそうな僕に
源三トナカイが優しく声を掛ける。


『朝までは短い、さっさとやろうぜ!』






日本の上空について、
僕は袋から沢山のプレゼントを撒いた。

プレゼントはその子供の下に舞い降りて、
僕らにしか見えない、赤い光を放つ。

僕が通った後、町がほんのり赤く、
赤く煌いてまるで絨毯みたいに広がりだした。


(みんなに夢のエッセンスが届いて行く)

僕の胸が一杯になる。

(こうやってみんな、夢を大事にして行くんだ)



夜明けまであとちょっと・・・
僕は自分の担当地区を殆ど赤く染めた。

疲れてちょっとフラフラする。


『岬サンタ、あとちょっとだ、頑張れ!』

源三トナカイに励まされて、
僕は最後の地区までやってきた。

『後一つ・・・』

後ろに手を伸ばすけど、
もう、プレゼントを入れた袋が・・・無い。

『えっ???』


『どうした?』


源三トナカイがソリを止めた。

『無い・・・袋が無いッ!』



嘘だ。
僕、何度も何度も点検して
ちゃんと全部あるの確認したもの・・・

『なんで・・・?』


源三トナカイが隣に座る。
途方に暮れてる僕の肩をそっと包んだ。

『うそだよ、僕ちゃんと何度も数えて・・・』


頭が真っ白になった。
なんで?どうして???


『やられたな』
『え?』

源三トナカイが僕の目をじっとみつめる。

『誰かに持ってかれたんだ』
『誰かに?なんで?』

どうして子供の夢を?誰が持って行くの?

『お前、大サンタのお気に入りだからな』

なんで?僕と子供の夢は関係ないよ。

『何で?どうして・・・』


くやしくて、涙が浮かぶ。


『よく有るんだ、全部配れなかったら
 そいつの評価が下がるだろう?』
『そんな。。。子供達の夢は関係ないのに!』


悔しくて、後から後から涙が出る。


『こんなのひどい。評価なんてどうでもいい・・
 子供達の夢を・・そんな風に扱うなんて許せないッ』

『お前・・・』


源三トナカイが僕をギュッと抱きしめた。
暖かい、その胸の中で、僕は暫く涙を止めれないでいた。

『ひどい・・ひどいよ・・・』




『ホラ、もう泣くな・・・』

源三トナカイが優しく僕の頬を撫でる。

『大丈夫、何とかしようぜ』

何とかなんてならないよ。
今から帰って作る時間も無いもの・・・

僕をちょっと体から剥がして、
源三トナカイの唇が優しくオデコに触れる。

まだ、鼻をすすってる僕の
オデコに、頬に、鼻の頭に
源三トナカイの唇が優しく落ちる。


『なあ、岬サンタ』


今では涙も収まって
僕はただ、源三トナカイの行動に
恥ずかしくて身を震わせた。

なんだろう、心の中がムズ痒くて
体中が熱い感じ。

『お前、いっつも頑張ってたよ、
 子供達の夢を守ろうとするお前の事見てて・・
 俺、思ったんだ』

僕も。
初めは怖くて仕方の無かった源三トナカイ。
でも本当は彼も
子供達の夢を大事にしている優しい人なんだ。


『俺・・お前が好きだ』


あ。
だから僕の胸がドキドキするんだ。
僕も源三トナカイが好きだから?

言葉で答えられなくて、
僕は源三トナカイにしっかりしがみ付いた。

だって、恥ずかしいよ。

『好きなんだ』



そう呟いた源三トナカイの唇が
僕にそっと近づいて・・・・・




眼下では子供達の夢が赤く、
天上では星々に見守られながら
僕らはそっとKISSをした。

恥ずかしいからかな?
僕の心の中がどんどん熱くなって行く。

唇が少し離れた瞬間に
僕も心の中を呟いた。

『僕も・・・』






再び唇が重なった瞬間・・・


僕の中から沢山の赤い玉が弾け飛んだ。

『えっ・・・?』



僕と源三トナカイが見守る中、
その小さな玉は四方に落ちて・・・

『見て』


配れなかった子供達の元で赤く、
一際赤く輝き出した。


『わあ・・・』


そのあまりの綺麗さに、
僕は・・・また感動してしまった。









配り終えての帰り道、
僕はしっかり源三トナカイの手を握っていた。
帰り道はプレゼントが無い分早い。

『でも・・でも何でかな?』

僕の体から弾け飛んだ夢のエッセンス。

『さあ、こんな事、俺も始めてだから』

源三トナカイが僕の手を優しく揺さぶる。

『明日、大サンタに聞いてみよう、な』




僕の初仕事は一応成功したのかな?
クリスマスイヴの夜更け、
僕の撒いた夢がいつまでも赤く
赤く光っていた。













次の朝。
大サンタから集合がかかる。



『さて、みんなお疲れ様だった。
 ちゃんと仕事は出来たかな?』


気が付くと、大勢のはずのミニサンタの姿が
5分の1くらいに減っている。

『ちゃんと配り終えなかったもの、
 仕事をサボっていたもの、
 サンタとして失格の者はここには居ない』



じゃあ・・・
じゃあ僕は・・・合格したんだ!


みんなの中にざわめきが起こる。


『そう、君達は最終試験に合格した。
 おめでとう、君達は今日から立派にサンタの仲間入りだ』





『やった〜ッ!!!』

総会が終了した後、
思わず源三トナカイに走り寄って抱きついた。

『僕、サンタになれたよ!!!
 色々とありがとう・・源三トナカイ』

嬉しくて 嬉しくて・・・
思い出せばいつも僕を支えてくれてたよね。


『ありがとう・・・』


源三トナカイが僕を優しく揺すぶった。

『おめでとう』

でも、その顔は笑って無い。
なんだか、寂しそうに見えた。

『おめでとう、コレでお前も一人前のサンタだ。
 お前と仕事が出来て楽しかった・・・
 ・・・俺はずっとお前を応援してるよ』

『何で?僕達、ずっと一緒じゃないの?』


僕の問にゆっくり
ゆっくり首を振る。

『俺は見習いサンタ用のトナカイなんだ。
 本物のサンタのお前とは・・ココでお別れしなきゃ』


え?


僕がサンタになれたのは
源三トナカイのお陰なのに?

『嫌だ・・・嫌だよ!』

『仕方ないんだ。でもお前ならどんなトナカイとも
 きっと上手くやっていける』

嫌。
嫌だ。

『ヤダ・・・』


泣いてる僕を優しく抱いて
何も言わずに
ただ、ただ
僕の背中を叩いてくれた。

『頑張れよ』


僕がもう一度『嫌だ』と言おうとした時、
他のサンタが現れた。

『岬サンタ、大サンタが呼んでるよ』

















大きな暖炉で火がはぜて、
暖かい部屋に通された。

ココは大サンタの自室。
滅多な事でもなければ入れない。

『岬サンタ、こっちへおいで』

大きな揺り椅子に座ってる大サンタが手招きする。
僕は涙を堪えて近くに歩いて行った。


『昨日の晩の報告書が来ているよ。
 君の分のプレゼントが、森の隅で見つかった』

『誰かが隠しちゃったんです』

『でも、ちゃんとプレゼントは配り終えたね?』

大サンタは何でも知ってるんだ。

『はい。どうしようと思ってたら源三トナカイが・・その
 何とかしようっては・・励ましてくれて・・・』

KISSした事も知ってるのかな?

『そうしたら・・僕の中から赤い玉が沢山はじけて・・
 無くなった地域の子供達に降りていったんです』

『岬サンタはどう思った?』

僕?

『子供達の夢が消えちゃうと思ったけど・・
 みんなに夢を届けられて嬉しかったです』


大サンタがニッコリ笑った。


『サンタが夢のエッセンスを配るのは何故だか分るかね?』

『子供達の夢を守る為・・・だと思います』

『そう。だけどソコにもっと大事な事があるんだよ』

『大事なこと?』

『そう。子供達の夢を守りたい、と言うサンタの愛情だ』

『サンタの愛情・・・』

大サンタが脇のテーブルに報告書を置いた。

『君の中の子供達に対する愛情が、
 一気にはじけ飛んだんだよ』

あの時、僕は子供達の事を考えていた。
そして源三トナカイの事も。

子供達の夢が壊れちゃう。。。と心配な僕に
源三トナカイがとっても優しくしてくれたんだ。

『何が引き金になったか君は分っているよね』

そう。
源三トナカイの事を凄く愛おしいと思った。
子供達と同じくらい源三トナカイのこと・・・
あの時、一人じゃ無理だったけど、
源三トナカイと一緒だったら
何故か絶対、

大丈夫だと思ったんだ。




『はい』

僕の頬を一筋の涙が流れる。
だけどもう

お別れしなきゃならないなんて・・・



『岬サンタ、君の功績を認めて
 私が一つだけお願いを叶えてあげよう』

大サンタが僕にウインクした。

『君へのクリスマスプレゼントだ』











僕は本物のサンタになった。
また次のクリスマスまで
一生懸命
子供達の夢を形にして行く。




『今年も頑張って夢を配ろうね』



僕の問いかけに
源三トナカイが優しく微笑んだ。


2人で配る、
子供達の夢。








今年も、
次の年も
ずっと ずっと









僕らは一緒に
赤い夢を配って行く。









END












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